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2024/09/30 00:39
襖ってどんなもの?
襖といえば、昔からあるお部屋の間仕切りや押入れに使われる日本独自の建具ですね。壁紙と同様に面積が広いので、襖紙のデザインはお部屋の雰囲気を作るインテリアとしても重要なポイントとなります。
今回は襖の種類や襖紙の貼り方について詳しくご紹介します!
【襖の種類】
●本ふすま(組子ふすま)
木製の組子の上に何重かに紙を貼って仕上げた伝統的なふすまです。紙や縁、引き手など古くなった部分だけ取り換えることができるのが、本ふすまのメリットです。記事下部にて本ふすまの襖紙貼り替え方をご紹介します!
●板ふすま
組子の上に紙ではなく合板を貼ったふすまです。重量がありますが丈夫です。ただ枠を外すことができません。片面に壁紙、片面に襖紙を貼ったものを「戸ふすま」といい、和室と洋室の仕切りに使われることが多い仕様です。貼り替える場合は、古い襖紙の上から新しい襖紙を上貼りするか、古い襖紙を剥がして糊などで下地を作ってから新しい襖紙を貼るという方法があります。
●その他のふすま
構造材にダンボールやペーパーコア、枠にプラスチック等を使った軽量で量産できるふすまはマンションなどで使われることが多いふすまです。こちらも枠を外すことができません。貼り替える場合は板ふすまと同様ですが、ダンボールふすまなどは裏表両面に新しいく襖紙を貼る必要があります。(片側のみだと水分の影響で反り返りの原因になる)
【ふすまを見分けるコツ】
板ふすまは見た目や叩くとコツコツと音がするので、すぐにわかります。本ふすまとダンボールなどのふすまとの違いが見た目だけではわかりづらいです。そんな時は、取っ手を取って見ましょう。本ふすまの場合は釘などで打って固定している場合が多く、ダンボールふすまは接着剤で貼り付けてあることが多いようです。接着剤でついている場合は、無理に取ろうとすると割れてしまうのでご注意ください。
【ふすまの構造】
襖紙を貼ってみよう!~本ふすま編~
ですが、まずは気になる方も多いであろう襖への貼り方を見てみましょう!
今回は“本ふすま”に、発売から根強い人気が続く「月に鶴」から 朱(しゅ)を貼った様子をご紹介します。
いかがでしたでしょうか?
道具は必ずしも同じものがすべて必要というわけではありませんので、代わりに使えそうなものがあれば代用してもOKです。
また、壁紙施工道具のセットにも
・水やノリを入れるバケツ
・水やノリを塗るときに使用する刷毛とローラー
・襖紙を貼る際空気を抜くときに便利ななでバケ
が入っているので壁紙だけでなく襖紙の施工にも大活躍!
この機会にぜひ襖紙と合わせてどうぞ◎